BSアンテナの自宅設置を考える際、どのように準備し、何を用意すれば良いのか、さまざまな疑問が浮かぶでしょう。この記事では、BSアンテナ設置の前準備から、自分での設置手順について解説します。
また、アンテナ設置のメリット・デメリットについても解説しています。記事を読めば、BSアンテナ設置に関する疑問が解決され、快適な衛星放送視聴の一歩を踏み出せるはずです。
BSアンテナを設置する前の準備

BSアンテナを自分で設置する前の準備として2つのポイントを紹介します。
設置場所や作業日を決める
BSアンテナを設置する際、設置場所を選定します。建物の屋根やベランダといった、BS放送の衛星からの信号が直接届く、障害物のない場所がおすすめです。
屋根への設置はアンテナからの信号を良好に受信できる一方、自分での設置作業が難しい場合があります。また、建物の構造や向きによっては、信号受信に影響を及ぼす可能性があることにも注意が必要です。
また、屋根やベランダでの作業は落下や事故のリスクを考慮し、適切な安全対策を取る必要があります。天候や時間帯も、注意しなければいけません。雨や強風の日や、昼間の明るい時間帯に作業を行うことが良いでしょう。
設置に必要な工具を準備する
BSアンテナを自分で設置する場合、必要な工具を事前に準備することが大切です。設置に最低限必要なものをわかりやすくリストにしましょう。
- BSアンテナ
- 分配器
- ブースター
- 接続端子(家内部の壁面用)
- 各種接続用ケーブル
- アンテナ固定用のネジ・ビス・固定器具等
BSアンテナの設置では、受信品質がアンテナの向きに大きく影響されます。そのため、アンテナの角度を正確に測るために、水平器や傾斜計といった精密な測定工具が役立ちます。また、ネジの締め付け作業には、電動ドライバーがあると便利です。手動よりも早く、力を入れずにしっかりと締められます。
これらの工具を揃え、正しく準備することで、アンテナの設置作業をスムーズかつ正確に行えます。初心者の方でも、これらの情報を参考にしながら進めれば、安心して作業に取り組めるでしょう。
BSアンテナ設置を自分でする手順

ここからはアンテナを屋外に設置する手順を紹介します。
設置場所を決める
BSアンテナを購入した後、最初に行うべきは適切な設置場所の選定です。BSアンテナは基本的に南西方向に向けて設置することで、効果的に電波を受信できます。そのため、ほとんどの場合、南西方向が見える場所を選ぶと良いでしょう。
屋上に設置する方法もありますが、転落の危険が伴います。より安全な選択肢として、ベランダがおすすめです。ベランダならば、転落のリスクが大幅に低減され、安心して作業ができます。
ベランダでの設置を考える際は、日常生活に支障が出ない場所を選びましょう。また、自立スタンドを使えば、アンテナの設置がより簡単になります。自立スタンドを使用すると、アンテナをしっかりと固定できる上に、ベランダの手すりなどに直接取り付ける必要がないため、賃貸住宅に住んでいる方にも適しています。
アンテナ本体を設置する
設置場所を決めたら、アンテナ本体が南西方向に向くように設置していきます。周りに電波を遮る障害物がないかどうかを確認してください。
取付金具を自立スタンドかベランダの柵に取り付け、仮止めしておきます。次に、水平器を使用して、なるべく水平になるよう調整しましょう。
アンテナ本体を取付金具に固定します。多くの場合、仰角の目安が金具に記されているため、印に合わせて固定してください。
アンテナケーブルの配線
アンテナ本体をケーブルでテレビに接続します。結束バンドを使用すれば、配線が邪魔にならないだけでなく、見た目もスッキリするためおすすめです。
アンテナ端子のタイプにより取り付け方が異なるため、購入する際に確認しておきましょう。テレビだけを接続したい場合、1本のケーブルで配線は完了します。
受信レベルを確認
BSアンテナ本体の取り付けとケーブルの配線が完了したら、受信レベルを確認しましょう。テレビ画面を映しながら、アンテナの向きを変えて、一番映りが良い角度に調整していきます。
金具が平行でない場合や、仰角がずれているなど、正しく設定されていないと、映像が正しく映らない可能性があります。微調整しながら映りを確認しましょう。
チャンネル設定をおこなう
最後にチャンネル設定を行います。BSのチャンネルが、すでに設定されているテレビもありますが、自分で変更することも可能です。
リモコンのメニューボタンを押して、画面の指示に従い対応番組を設定し、「終了」を選択すれば設定完了です。これで無料のBS放送を視聴できるようになります。
BSアンテナを自分で設置する際におすすめの場所
BSアンテナの設置において、適切な場所の選定は信号の品質と安全性の観点から大切です。ここでは、適切な3つの設置場所について解説します。
ベランダの手すり
BSアンテナの設置において、多くの人が設置場所の候補として考えるのは、ベランダの手すりへの設置です。ベランダの手すりへの設置は、屋根や壁への設置と比較して、建物への影響が少ないです。
しかし、ベランダ設置の際は、安全性を最優先に考慮する必要があります。アンテナが強風などで転倒や脱落するリスクを避けるためには、しっかりとした固定方法を選ぶことが不可欠です。さらに、アンテナが近隣住民の視界や景観を損なわないように配慮することも大切です。
自立スタンドでベランダの設置
BSアンテナの設置方法の中でも、自立スタンドを使用してベランダに設置する方法は、手軽さと柔軟性で人気があります。自立スタンドは床面に直接置けるため、建物への穴あけや固定が不要です。そのため、賃貸住宅にも適しています。
設置が比較的簡単であり、場所の変更や撤去も簡単です。さらに、建物の外観を損なうこともありません。
しかし、自立スタンドの使用にはいくつかの注意点があります。まず、アンテナの安定性を確保するためには、スタンドの重量やバランスが重要です。強風などの自然条件でアンテナが倒れるのを防ぐため、適切な重りの使用などの対策が必要です。
ベランダの広さや形状によっては、スタンドを設置するスペースが限られる点にも注意しましょう。
BSアンテナを自分で設置するメリット・デメリット
ここでは、BSアンテナを自分で設置するメリットとデメリットについて解説します。
自分で設置するメリット
BSアンテナを自分で設置できれば、アンテナの購入のみで済み、設置工事の依頼が不要になります。メーカーによってはアンテナケーブルなど、付属品がセットになった商品でも15,000円程度で購入できます。費用を抑えたい方には、DIYでの設置がおすすめです。
自分で設置するデメリット
普段DIYを行わない場合、最初に必要な工具をそろえる必要があります。アンテナ設置にはさまざまな工具が必要となるため、すべてそろえようと思うとそれなりの費用が必要になります。場合によっては設置工事をプロに依頼した方が、費用を抑えることもあるので、よく検討することが重要です。
また、素人の場合、部品の選定が難しく設置不良のリスクも伴うため、注意が必要です。DIY慣れしていない方は、プロに任せた方が無難でしょう。
BSアンテナ設置工事の費用相場
BSアンテナの設置工事を依頼する際、費用について気になるでしょう。以下では、BSアンテナ設置にかかる費用について説明します。
家電量販店の費用相場
家電量販店では、BSアンテナを購入と同時に設置工事も依頼できます。大手家電量販店の費用相場は次の通りです。
| 店名 | 費用相場 |
| ヤマダ電機(屋根以上の場合) | 26,400円~ |
| ケーズデンキ(屋根上の場合) | 26,400円~ |
| ビックカメラ(ベランダの場合) | 11,000円~(アンテナ本体含まず) |
上記はあくまでも目安です。場合によっては配線工事や屋根の形状により追加費用がかかります。ヨドバシカメラの場合、設置工事は下請け業者に依頼しているため、仲介費用がかかったり、作業内容にバラつきがある点に注意が必要です。
まずは見積もりを依頼して、費用を比較することがおすすめです。
ホームセンターの費用相場
カインズやビバホームなど、BSアンテナを取り扱うホームセンターは増加しています。手軽にBSアンテナを購入できるためおすすめです。しかし、ホームセンターの場合、アンテナ設置工事は下請け業者に任せることが多いです。その結果、仲介費用が加算され、全体の費用が高くなります。
新居に地デジアンテナとBSアンテナを同時に設置しようとすると、ホームセンターでは約80,000~100,000円程度の費用がかかります。費用をできるだけ抑えるため、事前に複数の見積もりを取り、比較することが重要です。
アンテナ設置業者の費用相場
コスト効率の良い方法は、アンテナ設置業者に直接依頼することです。BSアンテナのみであれば、10,000円程度から対応してくれる業者が多くいます。依頼する際は、アンテナ本体の費用が含まれているかどうかを確認してください。
アンテナ設置業者に依頼するメリットは、低料金だけに限りません。即日対応する業者が多く、適切な設置を行う専門知識があります。設置不良の不安が少ないため、アンテナ設置業者への依頼がおすすめです。その際も、複数の見積もりを取り、比較することが重要です。
まとめ
BSを視聴するためには専用のアンテナの設置が必要です。設置工事が必要ですが、BSアンテナを設置することでさまざまなチャンネルが視聴可能になり、テレビをより楽しむことができるでしょう。
BSアンテナは、DIYが得意な方であれば自分で設置することも可能ですが、アンテナの向きや配線など専門知識が必要な部分もあります。そのため、アンテナ設置業者への依頼が推奨されます。事前の下調べを行い、信頼できる設置業者を選ぶことが重要です。
【要注意】12月に急増するテレビアンテナのトラブル!原因と対策
慌ただしい年末を迎え、家で過ごす時間が増える12月。
年末年始の特別番組や録画を楽しみにしている方も多いでしょう。
しかし、この時期は本格的な冬の寒さや天候の変化が原因で、アンテナトラブルが急増する傾向にあります。
突然「テレビが映らない」と慌てないために、11月のトラブルに加え、12月に特に注意すべき原因と対策を確認しておきましょう。
12月のトラブル急増の主な原因
11月までの要因に加え、冬特有の厳しい気象条件がトラブルを顕在化させます。
1. 寒波や積雪、冬の強風によるアンテナの更なる負荷と劣化の顕在化
11月までの秋の強風に加え、12月に入ると寒波が到来し、地域によっては雪を伴うことがあります。
冬の強風は、夏や秋の台風によるアンテナのわずかなズレや緩みをさらに悪化させ、受信不良を引き起こす決定的な要因となることがあります。
積雪は、アンテナ本体やケーブルに重量負荷をかけ、破損やケーブルの断線、接続部の接触不良を招くリスクがあります。特に雪が溶け始める時も注意が必要です。
急激な気温の低下は、アンテナの素材やケーブルを硬化させ、わずかな衝撃や振動で破損しやすくなるなど、経年劣化を加速させる要因にもなります。
2. 木の葉が落ちたことによる影響の逆転と周辺環境の変化
11月までは木の葉による電波遮断が問題となることがありますが、12月になり落葉が進むことで、状況が逆転する可能性があります。
落葉により一時的に電波の通りが良くなることもありますが、木々が遮っていた冬の強い風がアンテナに直接当たるようになり、揺れやズレの原因となることがあります。
また、寒さによる受信機器(ブースターなど)の性能低下や、外壁や屋根のわずかな隙間からの湿気の侵入が、ケーブル内部の錆や腐食を進行させ、不安定な受信レベルを引き起こすことがあります。
12月にも起こりやすい症状と対処法
| 12月にも起こりやすい症状 | 考えられる主な原因 | 対処方法の目安 |
|---|
| 雪が降っている日や強風の日に映像が乱れる | アンテナの向きのズレ・積雪による負荷、固定部分の緩み | 積雪時は安全確保が最優先。雪が解けた後、専門業者による方向の再調整や固定部の点検、補強。 |
| 特定の時間帯やチャンネルで映りが悪い | 極端な寒さによる機器の性能低下、ケーブルの接触不良 | 室内でできる対処(ケーブルの抜き差し等)を試みる。改善しない場合は専門業者へ相談。 |
| E202エラーが頻繁に表示される | 部品の経年劣化、積雪や強風によるケーブルの断線や損傷 | アンテナ本体や配線全体の詳細な点検・修理を専門業者へ依頼。 |
年末が来る前に!自分でできる安全チェックと専門業者へ相談する目安
年末年始の特番が始まる前に、アンテナの状態を確認しておくと安心です。ただし、積雪時や強風時の高所作業は大変危険です。
室内でできること
テレビ本体とアンテナケーブルの接続(芯線の折れや曲がりがないか)を確認し、緩んでいたら一度抜き差ししてみましょう。
B-CASカードの差し直しや、テレビの再起動も有効です。
天候が落ち着いている時に、屋根やベランダから目視でアンテナが大きく曲がったり、ケーブルが垂れ下がっていないか確認してみましょう(無理のない範囲で)。
アンテナ専門業者への相談
上記の室内での対処で改善しない場合、または積雪や凍結が伴う中での作業、高所作業が必要な場合は、必ず専門業者に点検・修理を依頼しましょう。
これらのサインが見られたら、被害が大きくなる前に、そして年末の予約が混み合う前に、早めに専門業者へ点検を依頼するのが賢明です。
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