「4Kアンテナ工事にかかる費用がどのくらいなのか知りたい」と疑問に思っている方もいるでしょう。この記事では、4Kアンテナ工事の費用相場から、必要な機器について詳しく解説します。
記事を読めば、最適なアンテナ選びがわかり、日常のテレビ視聴体験が格段に向上するはずです。
4Kアンテナ工事の費用相場
4Kテレビを購入しただけでは、4K放送は視聴できません。4K放送を受信できるアンテナが必要です。まずは、4Kアンテナ工事の費用相場を確認しましょう。
テレビ1台のみ視聴
テレビ1台のみ視聴できるアンテナ工事の費用は、15,000円からが相場です。自宅で複数台のテレビを使用している家庭でも、大型の4Kテレビがリビングにのみある場合、1台のみや1部屋のみの視聴で十分であれば、アンテナ工事は比較的安価になります。
無料の4K放送のみを視聴する場合には、BSアンテナが必要です。一方、有料を含めたすべての4K放送を視聴するためには4K8Kアンテナが必要です。4K8Kアンテナの工事になると、5,000円ほど高くなります。
全部屋のテレビで視聴
すべての部屋のテレビで4K放送を視聴したい場合のアンテナ工事の費用は、50,000円からが相場です。すべての部屋で4K放送を視聴できるようにしておきたい、という場合に適しています。ただし、2023年時点では、地上波の4K放送は実現しておらず、近い将来の実現も不透明です。
現状、4K放送はBSとCSに限られていますので、その点も考慮してアンテナ工事を検討すると良いでしょう。無料放送だけを視聴したい場合と異なり、有料放送も含めたすべての4K放送を視聴する場合の4K8Kアンテナ工事には、追加で約5,000円の費用が必要です。
新築のアンテナ工事の場合
新築時の新規設置工事の費用は、50,000円〜70,000円ほどが相場となっています。新築住宅の場合、地デジアンテナがそもそも設置されていないため、地デジアンテナと4K8K対応アンテナの両方を新たに設置することになります。
そのため、地デジアンテナがすでにある場合の4Kアンテナ工事よりも新規工事のほうが高くなるのです。
4Kアンテナ工事に備えておきたい物
4Kアンテナ工事を考える際に重要なのは、適切な機器の準備です。多くのユーザーは4Kアンテナ工事を行う目的として、高画質な映像を家庭で楽しみたいと考えています。ここでは、工事前に用意しておきたい物について紹介します。
4Kテレビ
大前提として、4Kテレビを購入しておく必要があります。まず、画面サイズですが、部屋の大きさや視聴する距離に合わせて適切なサイズを選ぶことが重要です。大きな画面は迫力がある分、部屋が狭いと圧迫感を感じることがあります。
次に、テレビの画質です。高ダイナミックレンジ(HDR)対応のモデルなどは、色彩の豊かさやコントラストの深みを楽しめて、4K放送の魅力をより深く味わえます。さらに、スマートテレビ機能が搭載されていれば、インターネット経由でさまざまなコンテンツを楽しめます。
4Kテレビ放送対応チューナー
4Kアンテナ工事を行う上で、4Kテレビ放送対応チューナーの準備も重要です。多くの最新型4Kテレビには、このチューナーが内蔵されていますが、旧型のテレビや4K非対応のテレビを使用している場合、外付けの4Kチューナーが必要となります。
このチューナーは地上波、BS、CS放送の4K放送を受信し、テレビで視聴可能に変換する装置です。外付けチューナーの選択にあたっては、接続端子の種類や受信可能な放送の種類や操作のしやすさ、価格など複数の要素を考慮する必要があります。
4Kチューナー内蔵レコーダー
4Kチューナー内蔵レコーダーを選ぶ際には、録画容量や同時録画数、操作のしやすさ、接続端子の種類などを検討する必要があります。特に録画容量は重要で、4K放送は高画質のためデータサイズが大きく、多くの記録容量が必要です。同時録画機能が充実していると、複数の番組を同時に録画できるため便利です。
4K対応アンテナケーブル
4Kアンテナ工事において、4K対応アンテナケーブルの選定は非常に重要です。4K放送の高い画質を支えるためには、安定して伝送できるケーブルが必要となります。4K対応アンテナケーブルは、従来のアンテナケーブルと比較して、高周波数での伝送性能が優れています。このため、4K放送特有の高いデータレートにも対応でき、クリアな画質と安定した受信を実現可能です。
選定時には、ケーブルのシールド性能に注目することが大切です。シールド性能が高いケーブルは、外部からの電磁干渉を効果的に遮断し、信号の品質を保てます。また、ケーブルの長さも適切に選ぶ必要があります。長すぎるケーブルは信号の損失が大きくなるため、設置場所とアンテナの位置を考慮し、必要最小限の長さを選ぶことが望ましいです。
4K放送用のアンテナは2種類ある
4K放送を視聴するためのアンテナは、電波の回り方によって「右旋」と「左旋」の2種類です。視聴したい番組によって必要なアンテナや工事価格が違ってくるので、4Kアンテナの工事を依頼する前に、どのような違いがあるのか詳しく見ていきましょう。
従来のBSアンテナ(BS右旋)
従来のBSアンテナでも4K放送を視聴できます。BS右旋の4K放送は、従来のBS放送と同じ電波と周波数を使用しています。しかし、従来のBSアンテナ(BS右旋)で視聴できるチャンネルは制限されており、以下のNHKと民放キー局の5つのチャンネル、合計6つのチャンネルが視聴可能です。
- NHK BS4K
- BS朝日 4K
- BSテレ東 4K
- BS日テレ 4K
- BSフジ 4K
- BSTBS 4K
4K8Kアンテナ(BS左旋・CS左旋)
新4K8K放送がスタートし、新たにBS左旋・CS左旋の電波・周波数が使われるようになりました。そのため、すべての4K放送を視聴したい場合、右旋と左旋の両方が見られる4K8K対応アンテナを設置する必要があります。
有料になりますが、左旋放送にはスポーツや映画などの専門チャンネルがあり、リアルで迫力ある映像を家庭で楽しめるでしょう。
4Kアンテナの工事が必要なケース
4Kアンテナの工事が必要となるケースを2つ紹介します。
新築を建てた
新築住宅の場合、家の設計段階で4Kアンテナの設置を考慮するのが理想的です。新築時にアンテナ工事を行うメリットは大きく、建物の構造に最適化した設置が可能になり、より効率的で美観を損なわない方法でアンテナを設置できます。また、新築時にアンテナを設置することで、後からの追加工事に比べてコストを抑えることが可能です。
新築住宅では、屋根の形状や周囲の環境もアンテナ設置に大きく影響します。たとえば、周囲に高い建物や山がある場合、信号の受信に影響を及ぼす可能性があります。そのため、アンテナの位置や向きを最適化することが重要です。
4K8Kテレビを購入した
4K8Kテレビの購入は、4Kアンテナ工事を行う大きな動機の一つです。この種のテレビは、4Kだけでなく8K解像度のコンテンツもサポートしており、非常に高い画質を楽しむことが可能です。しかし、これらの高解像度コンテンツを最大限に活かすためには、適切なアンテナ工事が必要不可欠です。
4K8Kテレビを購入した場合、まず考慮すべきは、現在のアンテナ設備が4Kおよび8K放送に対応しているかどうかを確認することです。多くの場合、従来のアンテナや古い設備では、これらの高解像度放送を適切に受信することができません。そのため、新しい4K8K対応のアンテナへのアップグレードが必要となることが多いです。
4Kアンテナ工事はどこへ依頼する?
4Kアンテナの設置を依頼できる場所は複数あり、それぞれにメリットとデメリットがあります。以下では、一般的な4Kアンテナ工事の依頼先について説明しますので、自身に合った方法を検討してみてください。
アンテナ工事専門業者
最初に紹介するのは、アンテナ工事専門業者です。アンテナ工事を専門としているため、豊富な知識と経験により、スピーディで高品質な工事が期待できます。仲介手数料がかからないため、費用を安く施工してくれます。ただし、アンテナ工事以外の相談が難しいことや、会社が倒産するとアフターサービスも受けられなくなる可能性があるため、注意が必要です。
ハウスメーカー
2つ目に紹介するのは、ハウスメーカーです。ハウスメーカーに依頼すると、建築の段階でアンテナ設置の相談や設置代の住宅ローンへの組み込みが可能です。ハウスメーカーが業者に依頼するため、どの業者が対応するかわからず、技術や対応に関する点に心配があります。また、アンテナ工事専門業者と比較して、費用が高めです。
家電量販店
3つ目に紹介するのは、家電量販店です。4Kテレビを購入と同時に依頼できるため、自分で手続きをするのが煩わしい場合は、同時に依頼するのが便利です。独自のキャンペーンを実施したり、ポイントを工事費に充当できることもあります。ただし、アンテナ工事の得意でない下請け業者が担当する場合や価格が高くなることもあるので注意してください。
家電量販店はセット販売が多いため、見かけの低価格に惑わされず、必要なオプションにより実際の価格が高額になります。
地域の電気屋
4つ目に紹介するのは、地域の電気屋です。地域密着型なので、対応の速さやアフターフォローなどのサービス面で、高い顧客満足度があります。ただし、価格が高かったり、高齢化が進んでいるため、高所作業を断られる可能性があります。
4Kアンテナ工事を専門業者に依頼すると良い理由
4Kアンテナ設置工事を依頼する先はいくつかありますが、アンテナ工事専門業者へ依頼するのがおすすめです。理由は主に次の4つです。
- 仲介手数料がかからない
- 専門性が高く細かな要望も相談できる
- 高品質かつ迅速
- アフターサービスが充実
専門業者には直接依頼できるため、家電量販店やハウスメーカーを経由する場合に比べて仲介料がかからず、そのぶん低価格で工事することが可能です。また、アンテナ工事に特化したプロなので、知識や経験が豊富、細かな相談や要望にも応じられるでしょう。
また、その専門性の高さから、高品質かつ迅速で、効率的なアンテナ工事が期待できます。定期的なメンテナンスや点検も行っており、4Kアンテナを長期間利用できます。
まとめ
4Kアンテナの設置工事費用は、受信したい電波の種類や視聴したい4Kテレビの数(部屋数)に依存します。4K放送を視聴するために、必ずしも4Kアンテナ工事が必要ではありません。必要性や不要性、また、BSの4K放送を視聴しない場合もあります。
4Kテレビを購入後、自身に4Kアンテナ工事が必要かどうかを考えてみましょう。4Kアンテナ工事を依頼したいとなった場合は、業者選びのポイントを参考に、信頼できる専門業者に依頼してくださいね。
【要注意】12月に急増するテレビアンテナのトラブル!原因と対策
慌ただしい年末を迎え、家で過ごす時間が増える12月。
年末年始の特別番組や録画を楽しみにしている方も多いでしょう。
しかし、この時期は本格的な冬の寒さや天候の変化が原因で、アンテナトラブルが急増する傾向にあります。
突然「テレビが映らない」と慌てないために、11月のトラブルに加え、12月に特に注意すべき原因と対策を確認しておきましょう。
12月のトラブル急増の主な原因
11月までの要因に加え、冬特有の厳しい気象条件がトラブルを顕在化させます。
1. 寒波や積雪、冬の強風によるアンテナの更なる負荷と劣化の顕在化
11月までの秋の強風に加え、12月に入ると寒波が到来し、地域によっては雪を伴うことがあります。
冬の強風は、夏や秋の台風によるアンテナのわずかなズレや緩みをさらに悪化させ、受信不良を引き起こす決定的な要因となることがあります。
積雪は、アンテナ本体やケーブルに重量負荷をかけ、破損やケーブルの断線、接続部の接触不良を招くリスクがあります。特に雪が溶け始める時も注意が必要です。
急激な気温の低下は、アンテナの素材やケーブルを硬化させ、わずかな衝撃や振動で破損しやすくなるなど、経年劣化を加速させる要因にもなります。
2. 木の葉が落ちたことによる影響の逆転と周辺環境の変化
11月までは木の葉による電波遮断が問題となることがありますが、12月になり落葉が進むことで、状況が逆転する可能性があります。
落葉により一時的に電波の通りが良くなることもありますが、木々が遮っていた冬の強い風がアンテナに直接当たるようになり、揺れやズレの原因となることがあります。
また、寒さによる受信機器(ブースターなど)の性能低下や、外壁や屋根のわずかな隙間からの湿気の侵入が、ケーブル内部の錆や腐食を進行させ、不安定な受信レベルを引き起こすことがあります。
12月にも起こりやすい症状と対処法
| 12月にも起こりやすい症状 | 考えられる主な原因 | 対処方法の目安 |
|---|
| 雪が降っている日や強風の日に映像が乱れる | アンテナの向きのズレ・積雪による負荷、固定部分の緩み | 積雪時は安全確保が最優先。雪が解けた後、専門業者による方向の再調整や固定部の点検、補強。 |
| 特定の時間帯やチャンネルで映りが悪い | 極端な寒さによる機器の性能低下、ケーブルの接触不良 | 室内でできる対処(ケーブルの抜き差し等)を試みる。改善しない場合は専門業者へ相談。 |
| E202エラーが頻繁に表示される | 部品の経年劣化、積雪や強風によるケーブルの断線や損傷 | アンテナ本体や配線全体の詳細な点検・修理を専門業者へ依頼。 |
年末が来る前に!自分でできる安全チェックと専門業者へ相談する目安
年末年始の特番が始まる前に、アンテナの状態を確認しておくと安心です。ただし、積雪時や強風時の高所作業は大変危険です。
室内でできること
テレビ本体とアンテナケーブルの接続(芯線の折れや曲がりがないか)を確認し、緩んでいたら一度抜き差ししてみましょう。
B-CASカードの差し直しや、テレビの再起動も有効です。
天候が落ち着いている時に、屋根やベランダから目視でアンテナが大きく曲がったり、ケーブルが垂れ下がっていないか確認してみましょう(無理のない範囲で)。
アンテナ専門業者への相談
上記の室内での対処で改善しない場合、または積雪や凍結が伴う中での作業、高所作業が必要な場合は、必ず専門業者に点検・修理を依頼しましょう。
これらのサインが見られたら、被害が大きくなる前に、そして年末の予約が混み合う前に、早めに専門業者へ点検を依頼するのが賢明です。
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